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小林よしのり
2020.10.2 09:59日々の出来事

女性はいくらでも嘘をつける

今日は『よしりん辻説法』のコンテをひたすら描く。

しかし言葉ってのは難しい。
「女性はいくらでも嘘をつける」という杉田水脈の発言を
聞いたときに、「そりゃそうだ。男性も嘘をつけるから」と
思ってしまった。

だが杉田の言葉は一般論ではない。
あくまでもレイプの被害者に対して「あいつら嘘つい
てる可能性が高い。あいつらレイプの被害者かどうか
怪しい」と言っているのだ。
これはかなり悪質な言葉だ。

だが、確かに痴漢冤罪の例もあって、映画になるほど
問題になっていたし、慰安婦問題でも「意図的な嘘」と
「無意識の嘘」の例があった。

女性がレイプ被害を訴えたら、すべて真実という認識
にはならない。
だが、現在、声を挙げている方々は、ほとんどが被害者
であろうと思っているし、声を挙げられない被害者が、
もっといるだろう。

伊藤詩織に関しては疑いを持ったことがない。
本人の態度、逮捕状が握りつぶされた経緯を知って、
わしの「常識」感覚で信じられると判断したし、そして
伊藤氏の著作を読み、100%信じる気になった。

杉田水脈に関しては100%信じられない人間だと
判断している。
「女性はいくらでも嘘をつける」、この言葉も杉田水脈
を見ていると、真実に違いないと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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